ベーシックインカム(basic income)とは社会保障制度等が議論される際に
出てくる政策・制度のことで 簡単に言うと最低限の所得を保障する仕組みだ
去年の7月 日本では新型コロナウイルスの感染拡大により4度目の緊急事態宣言が発出され
休業要請が実施されるなどの生活にも大きな影響が出た
景気悪化が進む中で雇用への不安も増大し ベーシックインカムが注目を集めることとなった
ベーシックインカムとは? 国民に対して政府が最低限の生活を送る為に
必要な額の現金を定期的に支給する政策のことだ
それは 国民配当とか基本所得保障とか最低生活保障などと呼ばれる場合もある
2021年に行われた衆議院選挙で 日本維新の会がベーシックインカムの導入を
本格検討すると公約を発表している
今回の選挙結果で議席数を大幅に伸ばしたこともあり 政策議論が活発化しそうだ
また 国民民主党の玉木代表も以前より「議論すべき」との立場を表明しているらしい
「失業保険」「医療補助」「養育費・子育て支援」等の個別の名目ではなく
保証を一元化して「国民生活の最低限度の収入を補償する」ことが目的のようで
すでに世界では導入している国(フィンランド ・オランダ・アラスカ州など)もあるようだ
社会保障をベーシックインカムに一元化した場合を仮定すると
「後はご自身の責任で全て考えてください」という事になり
現在のような「必要な人に必要な分を配分する」制度ではなくなるため
個人の責任が大きくなると考えられるし 全国民に一定金額の現金を給付するとなると
当然財源の確保がデメリットとして考えられる
日本は 産油国のように天然の資源があるわけではないので
安定した財源の確保は難しいところだが 少子化対策や貧困対策
社会保障制度の簡略化や地方の活性化などに その効果は大きいと思われる
現状の問題点と近未来を見つめて 議論が活発化してくれることを望みたい
では、
エンジョイ! 世界の国々
#ベーシックインカム#社会保障制度#世界の国
コメント