自分もそうだが多くの人たちは かつて就職から定年退職まで約40年間というものを働き続ければ
その後は“できればダラダラと過ごしたい” そう思っていたはずだ
だが なぜかいつの間にか周りを見ると ほとんどの人が何らかの仕事に携わり働いている
別に家族や他人から強制されているわけでもなく 自ら選択してのことだ
確かに定年退職を以って その翌日から身体が動かなくなるわけでもないし
ボケてしまうわけでもないから 当然と言えば当然なのだが このまま家に引っ込んでしまうことに
やや不安があるのかもしれない
今は お金もそうだが健康の面を考えてもまだまだ元気だし その後の健康を考えても
働き続けるのがやっぱり一番いいのかもしれない
現在の日本企業の7~8割は60歳定年だが 定年に達した多くは健康で働く意欲も高い
60代の働き手の4割は70歳以上まで働き続けたいと希望しているという調査もある
高年齢者雇用安定法は企業に65歳までの雇用確保を義務づけ 今年4月からはその改正で
70歳までの就業機会確保も努力義務となり シニアの雇用延長の後押しとなっている
今日の新聞などを見れば ある企業で80歳定年の上限を撤廃したただとか
65歳だった正社員の定年を撤廃しただとか 新規採用も80歳以上も受け入れるなどの
記事が踊っている
少子高齢化が年々その進行の度合いを早め 今の日本では 高齢になっても働き続けることが
いわば「時代の要請」になりつつあるようだ
超高齢化と人口減少が待ち構えている日本社会にとって 高齢者は最後に残された「資源」だ
とも言われている
そう言われても 人生の残り時間 いったい何を目的に働けばいいのか
そして いつまで働き続けるべきなのか 迷うところだ
このまま我々の人生から「老後」という時間が消えていくのだろうか
「老後レス時代」の生き方を考えたとき 働くことが何より好きだという人は毎日働けばいいし
趣味を優先したい人もいれば お金はともかく社会と繋がっていたいという人もいるだろう
何を一番大切に思うかは人それぞれだ
社会の都合にあわせることは大事だが 多様性を重んじる今の時代だ
長く社会のために働いてきた我々にも さまざまな働き方を選択させてもらうことと
難しいだろうが 社会は多様な考えを持つ我々の希望する居場所と機会を与えて欲しいものだ
今日はちょっと真面目に考えちゃったな~!
では、
エンジョイ! 働き方を選択したいシニアたち
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