思い返せば 60代にさしかかった頃からだったか
早く定年にならないかなあ 自由になりたいなあ
と ずっと考えていた
一日24時間 何をして過ごしてもいいなんて
想像しただけで 心が躍った
これほどの自由を手に入れるのは 保育園入園以来かも
などなど
気がつけば 何気に顔がほころんでいた
が・・・
いざ定年を迎えてみると それは ほぼほぼ 幻想に近いものであった
『理想と現実は違うのだ』
年齢とはいえ 一足先にプー太郎となった自身の現状には
やや後ろめたさもあり
ならばと 多少は妻の家事負担軽減をと考え
軽い気持ちで主夫をはじめたところ
世の中は そんなには甘くはない
心も晴ればれ 最初は好調にスタートしたた主夫業も
いつしかやるべきことはいっぱいに
そして 毎日毎日気付かされることばかり
料理は作るばかりではなく 片付けも大いなる仕事であり
たまに手を出すのとは大違い 毎日炊事をすれば
爪先も手全体もが荒れてしまうこと(ハンドクリームは必需品)
都会的にスマートに屋外仕事をと考えていても
夏場の庭仕事は汗だくびちょびちょが当たり前
外での仕事は すればするほど着替えの山に(洗濯必至)
そして一番は
今まで外で働いているときは あまり心配することもなく
普通に身の回りのことができるのだ
と思っていた老親の行動を見てびっくり
その行動には気が抜けず 定期的な見守りが必要なこと
(水道の出しっ放し トイレの流し忘れ 冷暖房の切り忘れ
ガスの消し忘れ 冷蔵庫内は消費期限食材がいっぱい等々)
これは日常のほんの一コマ やるべきこと やらなければならないこと
心配事は数知れず
これから定年を迎える諸兄も どうかご注意を
定年後エピソードはまだまだ続きますが
本日はここまでで
では、
エンジョイ!定年夫
#定年#定年夫#自由
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