東京オリンピック2020が始まって1週間が経過した 連日の猛暑と相変わらずのコロナ禍で
戦う選手たちの姿を見ては 胸が詰まる思いだ
苦しい環境の中 日本選手はもちろん海外から集まった選手たちを見ていると
素直に応援したくなる それぞれの国のそれぞれの人々の期待と計り知れないほどの
プレッシャーを背負っての戦いが続く 期待通りの結果を出す選手がいたかと思えば
ここ一番の勝負の場で 絶対王者と言われるアスリートが敗れ去る
そんな時 人は「魔物が棲んでいた」などと評することがある プレッシャーの怖さ
普段通りの力を出すことの難しさ 舞台を後にする選手の心中を思えば 胸が痛むが
これもスポーツの奥深さだろうと思う 女子柔道元世界王者の山口香さんが言う
「平常心で戦えないのが五輪だが、五輪でしか出ない力もある。魔物もいるが魔法もある」と
毎日 新聞誌面に躍るアスリートたちの一言が心に響く
「一瞬で終わる 感じたことのない恐怖」
「我慢と自分の競技スタイルから勝ち取った金メダル」
「俺は強いのか 常に自問自答している」
「粗野なれど卑にあらず」
「洗練されていなくてもいいし 失敗もいい でも ずるく生きるな 真っ直ぐに進め」
「4年に1度 この日この瞬間に勝った人間が強いという事を決める五輪の難しさ」
「思い通りに行かない怖さも五輪の楽しさ だから 前向きに気持ちを切り替えたい」
「絶対王者として狙われていた 途中で修正する自分の勇気と実力が無かった」
「ケガ続きだったので 今年はしっかり休む 体が良くなればまた一年やるかも
でも今は 目指すとは言えない」
これらは 目標通りのメダルを獲得したアスリートの言葉であったり 直前に怪我をして
それを押して試合に臨んだ選手の言葉だったりと心を打たれる言葉だ
試合を終えた直後の勝者の また敗者としてのインタビューを聞くにつけ 「もう勘弁してやれよ」
「そんなこと訊くんじゃねーよ」「今訊くことかよ」などと思ったりもする
長い道のりを今日まで 孤独にひたむきに努力してきたアスリートたちに
惜しみない労いの拍手を送りたい
感動をありがとう! ゆっくりと身体を休めてくれ!
では、
エンジョイ! 東京2020オリンピック
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