世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス感染の状況は 一向に収まる気配が感じられない
その一方で世界の先進国ではワクチン接種が着々と進められている
我が国日本の状況はというと 感染状況は世界に比べれば少ないかもしれないが
ワクチン接種は遅々として進まず やや取り残された感じすらある
この程 地方自治体の首長や職員が65歳以上の一般高齢者向け接種に先行して
新型コロナワクチン接種をしていた事例が相次いで発覚した
首長自身の感染リスク低減や余ったワクチンの廃棄回避を主な理由に挙げているが
果たしてどうだろうか
医療従事者や高齢者 基礎疾患を抱えた方などが優先されるべきは当然のことだが
ネット予約や電話予約の苦手な高齢者や その接種の予約のために
わざわざ病院に足を運ぶ高齢者や基礎疾患を抱えておられる方々がいるという
各地では朝から電話予約のために電話をするが一向につながらない
また殺到する回線のためかワクチン予約システムに障害が発生など
予期せぬ事態が起こってしまっているようだ
我が家でも老親がいるが 耳が遠く電話もままならないために
おそらく私がいなければネット予約も電話予約も出来ないまま取り残されていただろう
幸い リダイヤルの電話を使って約10数回トライし ようやく予約が取れたが
一人暮らしや高齢者の方々の接種にはもう少し配慮がほしいところだ
これらの記事を目にして ちょうど10年前の東北大震災当時の被災者の方々の
エピソードを思い出した
未曾有の被害のあった被災地において 食料や衣料などの日用品の提供を
順番に受けていた被災者が語った言葉だ
必要なものだけを 最低限もらって帰ろうとした被災者が 自分には不要なものと思って
受け取らなかった配給品の一部
これも持ち帰ってくださいと 再び手渡されたが
必要以上のものはいらないです 自分よりもっと困った方がいるので
その方たちに優先して差し上げてください と
自分たちも当然被災者であるにも関わらずにだ
日本人の礼儀正しさ 冷静さ 道徳意識は世界の国が認めているところだ
首長やコロナ対策で日夜仕事をこなす職員の方の優先接種もその理由について丁寧な説明さえあれば
なんの問題もないと多くの日本人なら考えるはずだ
世界的にも未だかつて経験したことのないパンデミックの状況だからこそだ
何をやっても後手に回った やり過ぎだ 人命優先のはずだ 経済は回せるのか
責任は取れるのか 対案はないのか などなど批判めいたものがついて回る
こんな時こそ 柔軟かつ適切な対応が求められるところだが お互いの立場や状況を思いやりながら
この危機的状況を皆んなで乗り越えていきたいものだ
では、
エンジョイ! 普通の暮らし
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