定年オヤジ改造計画

『・・・鈍感すぎる男たち変わらなきゃ長い老後に居場所なし！

　　　　　　　　共感度120%の定年生活の傑作・・・』

タイムリーなこの見出しにつられてこの本と出会った

自分には関係ないなと思って読み始めた本の主人公が実はドンピシャの自分だった

定年退職を迎えた夫悠々自適の老後を夢見ていたが

良妻賢母だった妻が『夫源病（ふげんびょう）』を患い娘からは『アンタ』呼ばわり

気がつけば暇と孤独だけが友達になっていた

“何考えてんだよ　何やってんだよ　このオヤジは”　などと考えたのは読み始めた最初だけで

あとは身につまされることばかり

これから退職を迎えられる皆さんや若者のためにちょっと紹介しておきたく

ブログに載せることにした

さてそもそも『夫源病』とは何かであるが夫の何気ない言動が

妻にとってストレスとなり頭痛・めまい・動悸などが起きること

とWikipediaにはある

別名『主人在宅ストレス症候群』というのだそうだ

最近妻や娘から距離を置かれ自分が家族から浮いていると感じる

妻が専業主婦であったりパートで

今まで主に家族を養ってきたのは自分だったと頭の片隅にある

この二つなんとなく心当たりのある方はもしかしたら退職を機に

妻がその病気を発症するかもしれません

確かに我々の年代は働き詰めに働いてきたのかもしれないが

付き合いで仕方がないと言ってきたお酒の席や休日のゴルフも

１０回が１０回とも本当にそうではなかった

それから子育てに関しても女性には母性が備わっているから上手に出来る

だから臭いウンチのオムツ交換だって平気でできるのだなどと勝手に考えていた

要するに自分が家族の一番の働き手なのだからと都合よく考えて

面倒なことは全て妻任せにしていただけのことだった

実際のところ妻だって息抜きできる自由な時間が欲しいし

女性だからと言ってウンチのおむつが臭くないわけがない

今まだ妻との会話が成立しており多少でも妻の家事の大変さを理解し

感謝の気持ちが残っているのならば今からでも遅くはない

妻をそういう状況に陥らせないためにも

自ら進んで家事を分担するなどの心がけをしておくことです

子供の学校行事への参加も洗濯干しも男たるものがやるべきことではない

そんなカッコ悪いことはできないなどと思っていた時代はもうすでに終わっている

妻はもちろん娘や息子のこと息子の嫁の事にもとにかく関心を寄せて

自分だけはそうはならない全くの他人事などと思わず

今できることや家事の手助けを積極的にやっていくことだと痛感して読み終えた

また逆に『妻源病』と言い妻からのストレスで夫の心身に異常が出て

体調を崩す病気もあるのだそうだ

そういうお宅はそういうお宅でご注意を！

　　　　　　　気をつけろ　　昭和の男たち

　　　　　　　　　　　頑張れ　　　　定年オヤジ

では、

　エンジョイ！　定年オヤジ

＃定年オヤジ改造計画＃夫原病＃昭和の男＃垣谷美雨＃読書